住宅ローンの選び方③

東海地方も梅雨入りしましたね。
ジメジメとしたこの季節、何とか快適に過ごしたいものです。
お部屋の湿気対策や、カビ対策をして、梅雨を乗り切りましょう。

住宅ローンの選び方も3回目を迎えました。
今日は、住宅ローンの種類のお話です。

住宅ローンは大きく分けて3つの種類があります。
◆「全期間固定金利」
◆「期間限定固定金利」
◆「変動金利」

◆「全期間固定金利」とは◆
支払い開始から返済終了まで金利の変動が一切ない金利体系です。
「フラット35」←全期間固定金利の住宅ローンです。

「全期間固定金利」のメリット
金利の変動に左右されず、支払い金額が常に一定のため、安定した資金計画が立てられます。
「全期間固定金利」のデメリット
リスクが少ないため、変動金利に比べて金利が若干高めに設定されています。

◆「期間限定固定金利」とは◆
一定期間、固定金利で支払いをした後、「変動金利」あるいは「期間固定金利」を
選ぶことができます。

「期間限定固定金利」のメリット
金利の上昇があっても、固定期間内は影響を受けません。
固定期間終了後は、金利の状況を見て、「変動金利」か「期間固定金利」を
選ぶことができます。
「期間限定固定金利」のデメリット
金利の減少があっても、期間内は変更することができません。
固定期間終了後に金利が上昇している場合、支払額も上がることになります。

◆「変動金利」とは◆
金利の変動によって返済額が変わります。返済額は半年に一度変更されるため
半年間の「金利変動」によって元金返済分や返済額が変わってきます。

「変動金利」のメリット
リスクが高い分、金利は低く設定してあります。
金利が下降した場合には支払い総額が減少します。
「変動金利のデメリット」
期間満了まで、支払い総額が確定しません。
金利が上昇した場合には支払い金額が増加します。

このように、それぞれに「メリット」「デメリット」があります。
お客様の状況に応じて、最も適した住宅ローンや支払い方法を選ばなくてはなりません。

それでは、住宅ローンを選ぶポイントをお伝えします。
「期間限定固定金利」は期間満了時までを考えると、
金利が一定ではないため『変動金利』として扱うことにします。
すると
住宅ローンを選ぶ最初の基準は『固定金利』『変動金利』かということになります。

固定金利を選ぶ基準は
◆「仕組みがシンプル」
◆「月々の支払いが決まっているので、安心・安定」
◆「今後、金利の上昇が見込まれる」

変動金利を選ぶ基準は
◆「当初の支払いを安くおさえたい」
◆「元金を早い段階から多く減らしたい」
◆「今後、金利の下降が見込まれる」

固定金利か、変動金利かが決まれば、あとは具体的にどの住宅ローンにするべきか
ということを考えます。
ご家族のライフスタイルや資金計画に合わせて
最も適した住宅ローンを選択しましょう。

さらに、「ローンを組む時期」も非常に重要です。

◎今すぐに建てるという場合◎
頭金は少ないが、金利は史上最低といわれるほど低金利です。

◎3年後に建てるという場合◎
頭金は増えているかもしれません。
しかし、金利も上がっているかもしれません。